③肩・腕・肘・手首の症状

 

肩こり・五十肩・腕の痛みシビレ等

 

肩こりは①でお話ししたとおり重心線から外れた頭部を支える為、常時働き通しの僧帽筋が継続的な筋緊張を起こしている状態です。

患部への処置には様々な方法があるにもかかわらず効果が一時的で簡単には完治できないのは、頭部を支える体全体の姿勢バランスの良し悪しが深く係わっているからなのです。

 

五十肩は長期にわたる偏った肩の動きの結果として起こります。

腱の断裂や骨にカルシウム沈着が起きている等、

形の変化を伴っている場合は症状の改善に長い時間を要しますが、肩関節の機能問題のみで同じ様な症状が起きている場合もあり

比較的短期間で改善する事例もよくあります。

 

腕・肘の痛みで代表的なものは手掌の使い過ぎによる腱鞘炎でしょうか。安静を保つというのが非常に大切ですが、早い時期に痛みを軽減させておかないと、肘・肩・頚・頭へと症状の連鎖が起きることがあります。

当治療室は局所へのハリ治療で早期対応をお勧めしています。

 

腕のシビレは

神経が経路上で物理的に圧迫を受けているというのが原因です。

強度の頚椎ヘルニア・脊柱管狭窄症・後縦靭帯骨化症など

形の変化を伴った難治なものもありますが、

斜角筋症候群・胸郭出口症候群などで機能的問題が大きい場合には姿勢を整えることで非常に良い反応を示すことが多いです。