⑥脚・膝・下肢全体の症状

 

坐骨神経痛によるシビレ・痛み等膝関節の痛み

 

大腿後面から下腿後即面・足底にかけてのシビレは⑤の腰の部分での椎間板ヘルニアによる神経根圧迫が原因の場合が多いですが、中には神経根圧迫ではなく、バランスの悪さから片方の足に重心が移動して、そちら側の筋肉に負担が集中して慢性的な疲労を起こし似たような症状を起こしているという事も意外に多いものです。

 

膝関節の痛みに関して

バランスの崩れた姿勢では程度の大小はあれ、図のように膝を曲げて立つようになります。

これは同時に、前方から見ると俗に言う「がにまた」のように

外側に開き気味にもなるのです。

膝は本来前後方向へ動くための関節ですから、横方向へ力が

加わり曲がってくるとスムースには動けなくなります。

また「お皿」と呼ばれる膝蓋骨は「がにまた」になると相対的に内側に寄ってしまい、この状態で膝関節の曲げ伸ばしをすると、内側に「脱線」した状態で摩擦を起こしながら動く事を強いられるようになってしまうのです。

膝に症状を持っている方は「必ず」腰のバランスの悪さを持っているといえます。