⑤腰・腹部の症状
腰痛・椎間板ヘルニア
背骨の土台をなす骨盤部に傾きやねじれの状態が起きると
姿勢維持のため腰椎部にこれを補正する反作用が起きます。
これにより腰部の筋肉に絶え間ない負荷がかかり続けます、
偏った動きを強いられ常時緊張状態におかれた筋肉は柔軟性を失い
やがては腰痛へと発展していきます。
椎間板ヘルニア
長きに渡る歪んだ姿勢は背骨本来の彎曲に狂いを引き起こし
その結果、ある部分に負荷が集中する場所が現れます。
それまで均等に圧がかかった上下の背骨のクッションである
椎間板に傾きが起こり、やがて片側に出っ張って腰から足に伸びる神経の根元を圧迫してシビレを出します。
軽度なものであれば
姿勢のバランスを整えていくと椎間板への圧が均等になってきて圧迫がとれてきますが、椎間板が硬く潰れたように変質したり、中のゼリー状の髄核が椎間板を突き破って外に出て神経根に絡み付いている・・・など重度なものは外科的な処置以外には
機能の回復が見込めない場合もあります。